最近「メタバース」という言葉をよく聞くけど、結局どういうものなの?
初心者でもわかるようにメタバースの始め方を知りたい!
今回の記事では、そんなメタバースについてわかりやすく解説します。
- メタバースとはそもそも何かわからない
- メタバースとNFTの関連性を知りたい
- 今後メタバースはどうなるのか知りたい
- メタバースを始めるために必要なことを知りたい
上記の方におすすめの記事となっていますのでぜひご一読ください。
メタバースとは?
メタバースとは「仮想世界」のことを意味します。ですが、その意味は抽象的で、わかりにくいと思われることが多いです。
例えば、コロナ禍で世間を賑わせた「あつまれ どうぶつの森」略して「あつ森」はご存知ですか?
「あつ森」は個性豊かなどうぶつたちと、新たな住民として引っ越してきた「あなた」が生活するひとつのメタバースなのです!
つまり、メタバースとは、現実世界に体がありながらも、仮想空間で「あなた」が行動できる空間のことを指します。
最近では、テレビでも取り上げられたり、書店にも「メタバース」という単語を見かけるようになってきました。
「SNSの次はメタバース」と世界中の企業が考えており、
多くの企業が「メタバース」のようなWeb3の分野に力を入れています。
今回は、国内外問わず、「メタバース」の始め方、やり方を誰にでもわかりやすく解説していきます。
また、「メタバース」で遊ぶには仮想通貨が必要なことがあります。
なぜなら、メタバースではアイテムや土地などを仮想通貨で購入する事ができるからです。
メタバースと言っても、その言葉の定義はまだ定まっておらず、様々な解釈があるので、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ調べてみてください。
後半には、私がオススメするメタバースの本をご紹介いたします!
メタバースの語源
メタバースという言葉は、ニール・スティーヴンスンの著書『スノウ・クラッシュ』の舞台、人間がアバターを介してネット空間でやり取りをする世界からきているとされています。
「Meta」と「Universe」から形成される「Metaverse(メタバース)」は、その英語の意味通り、現在とは違う次元の世界を指します。
旧フェイスブック社が、社名を「META」に変えたことで広がりましたね!
メタバースの具体例
メタバースの意味は抽象的ですが、以下の例を考えてみると理解しやすいと思います。
- SAO(ソードアート・オンライン)
- 竜とそばかすの姫
- サマーウォーズ
SAOことソードアート・オンラインは原作がライトノベルの作品です。
現在では、アニメ化や映画化までされた作品です。 非常に人気のある作品の一つです。
SAOは、地球に住んでいる主人公たちが、ある日ソードアートオンラインというゲームをプレイするためにVRを装着した結果、意識が別世界に飛ばされてしまいます。
体は現実世界にありながらも、意識は別世界に飛んでいる例として、わかりやすいメタバースです。
また、細田守監督の作品『竜とそばかすの姫』も同様にメタバースです。
超巨大インターネット空間の仮想世界「U(ユー)」を舞台に,少女の成長を描いたオリジナルアニメーションです。
簡単に説明すると、全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界「U(ユー)」に、主人公は参加することに。<U>では、<As(アズ)>と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生きることができるというもの。
体は現実世界で、意識は別世界に飛んでいるので、これもメタバースと言えます。
同じく、『サマーウォーズ』も同様にメタバースです。
インターネット上の仮想空間OZでは自分のアバターを作成し、仮想空間上で全てのインフラの支払いが済んでしまう世界で、現実世界をより快適にするものとして親しんで使われています。
つまり、メタバースは、実体は現実にありながらも、仮想世界を楽しめる空間を指しています。
メタバースの利用例
すでに、漫画やアニメ、小説などでは馴染みのあるメタバースですが、実際に私たちの周りでメタバースはどのように利用されているのか。
大きく分けて3つあります。
- オンライン会議
- ゲームでの利用
- バーチャルライブ
それぞれについて詳しく解説します。
オンライン会議
メタバースの技術はオンライン会議で使われています。
2019年までは、ミーティングは直接もしくは、電話での打ち合わせが多かったです。
しかし、2020年、世界中がコロナで身動きができなくなった際、ZOOMというオンラインミーティングツールが躍動しました。
この記事を読んでいるあなたも、一度はZOOMを使ったことがあると思います。
メタバースでは、ZOOMの次の時代の象徴でもあります。
今までのZOOMなどと異なり、
メタバースでは自身が仮想空間にアバターなどの姿で赴き、そこで話し合いをするようになります。
スマホの中でアバターを使って、ミーティングをしたり、VRのヘッドセットなどを装着すれば、仮想空間で、仕事をすることも。
このようにメタバースをオンライン会議で利用することで、現実世界の職場で働いているような感覚を得ることができます。
ゲームでの利用
ゲームにおいてもメタバースは活用されています。
いわゆるオープンフィールドと言われるゲーム世界においては、ロード時間が削減され、自身が操作するキャラクターがゲーム世界を歩き回ります。
かつてはゲームの活動範囲の狭かったフィールドが、現在ではとても広くなっているのが特徴です。
また、回線の技術が進歩したことにより、大勢の人が同じ空間に参加しても、固まりにくくなりました。
バーチャルライブ
ゲームでの利用と似ていますが、バーチャルライブでもメタバースが活用されることがあります。
今までの3Dでのライブの場合には、あくまでもそのライブ空間をまるで現実世界のように見れるというメリットがありましたが、同じ空間・時間を共有している「共感覚」はありませんでした。
しかし、メタバースを活用すると「共感覚」を楽しむことができます。
例えば「フォートナイト」というゲームではメタバースを活用して、コンサートを実施しています。
コンサートでは過去に米津玄師さんなども参加しており、多くの人々がメタバース上でライブを楽しみました。
このように、メタバースを活用することで臨場感のあるリアルタイムの「ライブ」を楽しむことができるようになります。
メタバースのプラットフォーム
2022年8月現在、様々なメタバースのプラットフォームが登場しています。
今回はその一例をお見せします。
ザ・サンドボックス(The Sandbox)
通貨名 | SAND(サンド) |
価格 | 1SAND = 173円 (2022年8月時点) |
『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』とは「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。
ユーザーはメタバース上にLANDという土地を購入もしくは、レンタルをすることで、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。マインクラフトなどのシュミレーションゲームが好きなゲーマーには、とても親しみを感じられるゲームプラットフォームです。
さらに、ユーザーは所有するLANDやアイテム、キャラクターをNFTとしてプラットフォーム上に自由に売買することが可能です。
ダウンロード数は4,000万回、月間アクティブユーザー数はピーク時には100万人を超え、シリーズ最新作は世界で最も期待されているブロックチェーンゲームトップ50の13位に選出されました。
2020年3月にはスクウェア・エニックスなどから201万ドル(約2億2千万)の出資を受けるなど、日本での今後の発展が期待されています。
また、エイベックス・テクノロジーズは、The Sandboxとパートナーシップ体制を構築し、アーティストとファンが仮想空間上で交流できるテーマパーク「エイベックスランド(仮称)」をオープンすると発表しました。
ディセントラランド(Decentraland)
通貨名 | MANA(マナ) |
価格 | 1MANA = 130円 (2022年8月時点) |
ディセントラランド(MANA)は、誰でも簡単にアバターを作成することが可能で、ディセントラランド内の通貨であるMANA(マナ)を利用しゲームやフェス等のイベントへの参加、土地やゲーム内NFTの売買を行うことができる、「Play to Earn」型のゲームです。
開発と運営を行うのはカリフォルニア州を拠点とする非営利組織のDecentraland Foundatuionで、多くの投資家から支援を受けている話題のプロジェクトです。
また、他のメタバースプロジェクトとディセントラランド – Decentralandの違いは、遊び方(ゲーム性)がメインのプロジェクトではないというところです。
メタバースを知るためのコンテンツ
メタバースについて、もっと詳しく知りたい方は、本を読んで体系的に学ぶことがおすすめです。
メタバースのおすすめ本
また、映画もオススメです。メタバースってこんな感じか!ということを理解することができます。
メタバースの始め方
ここまで、メタバースについて紹介してきました。
ここでは、サンドボックスやディセントラランドなどのメタバースを始める手順について解説します。
- STEP1 : 「コインチェック」で口座開設し仮想通貨を購入
- STEP2: 「BYBIT」で口座を開設
- STEP3: 「コインチェック 」→ 「BYBIT」へ通貨の送金
- STEP4: 「BYBIT」でゲーム通貨を購入
STEP1 : 暗号資産取引所で口座を開設する
メタバースで遊ぶ為に、まず暗号資産(仮想通貨・ビットコイン)が必要になりますので、口座を開設していきます。
いくつか取引所はありますが「コインチェック 」がおススメです。
アプリで簡単に日本円で取引できます。
決済はコンビニ入金、銀行入金、クイック入金、などに対応していますので初心者にも優しい設計になっています。
国内でも最大手な取引所ですし、無料で口座を開設できます。メタバースへの最初の第一歩となります。
STEP2: 「BYBIT」で口座を開設
残念ながらゲーム通貨を直接、国内取引所では購入できませんので、「BYBIT」という海外の取引所を利用します。世界有数の取引所ですのでいろいろなアルトコインの取引が可能です。
STEP3: 「コインチェック」→ 「BYBIT」へ通貨の送金
BYBITに仮想通貨を入れます。。
コインチェックで日本円を入金し、BYBITに送金します。
STEP4: 「BYBIT」でゲーム通貨を購入
メタバースゲームを始める際に、初回でアイテムを購入する場合があります。
アイテムを購入する為に、ゲーム通貨を使うので購入します。
各メタバースゲームによって必要な仮想通貨が異なります
ザ・サンドボックス(The Sandbox) では 【 SAND 】 というゲーム通貨が必要です。
ディセントラランド(Decentraland)では 【 MANA 】 というゲーム通貨が必要です。
その他、CryptoNinja Partyなどのゲームに関しては、PLTという仮想通貨が必要になります。
まとめ
いかがでしたか?
メタバースについての理解は深まりましたか?
時代は目まぐるしく変わります。
数年前にYouTubeのトレンドが来て、インスタグラムやtictok、clubhouseのトレンドが来たように、今後、数年間はメタバース、NFTなどのブロックチェーンの技術を使ったプラットフォームがトレンドになると予測します。
新しい波が来ています。
これまでの時代を見ても、早期参入した人は、少なからず先行者優位をとっています。
まだまだ、メタバースは始まったばかり。
実際に自分で行動し、メタバースに触れてみましょう!
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